【今の日本人に足りないのはコレだ!】世界でいちばん非常識な幸福論~読書メモ~
「幸せ」について思案することが多くなってきた毎日を送っている修羅ガールです(笑)
最近こんなツイートをしました。
はぁぁあ〜海外移住したい‼️
— 修羅ガール@ライター・編集者 (@shula_girl) 2018年1月24日
日本人は(自分も含めて)神経質だし、完璧主義者多過ぎ(^◇^;)
平和で便利なんだけど、どぉぉおしても心が疲れやすいんだよなぁ。良い国って分かっちゃいるんだけどね。
要するに、
『日本人って、完璧主義者すぎて自ら疲弊してない!?』っていうぼやきです(苦笑)
そこでたまたま出会ってしまったこちらの書籍。
『世界でいちばん幸せな国フィジーの、世界でいちばん非常識な幸福論』!
2014年度の世界幸福度ランキングで1位になった国、南国フィジー。
※ちなみに、2016年度版のランキングでは2位でした。
ソースは、米国の世論調査会社ギャラップ・インターナショナルとWIN (Worldwide Independent Network of Market Research) による共同調査のようです。
フィジーは日本より明らかに経済が発展していません。産業もないです。
でも、みんなが「幸せ」と感じているのはなぜか?・・・その理由が、現地に移住した日本人の方が赤裸々に綴る本です。
ダラダラ書くと長くなってしまいそうなので、サクッと書きます。
要するに、こちらの国フィジーでは、以下の4つのことが根付いているからこそ「幸せ」ということらしいのです。
1、モノやお金や人を、サッと「共有」すること
2、みんなが「テキトー」に生きていること
3、過去と未来に囚われるのではなくて、「現在に集中」すること
4、他者との「つながり」を大事にすること
話を読んでいくと、テキトー過ぎて行政の仕事の一部が半年間ストップしたり(約7000人に影響がでたと書いてある)、「共有」を通り過ぎてもはや「窃盗」になっていたりすることも珍しくない様子・・・だけれども、お金やモノへの執着を手放して、先々の不安に押しつぶされるよりも、今を楽しく・せいいっぱい生きているほうが確かに幸せではないかと、考えさせられたり。
著者はこうも言っています。
日本人は「他人からどう見られるか」をつねに意識しています。
まわりから「変な人」と思われないように、空気を読み、多数派に合わせながら生きています。空気を読むことばかりに気をとられ、大切な「現在」を楽しめずにいる。
さらに、
「世間体」や「常識」といった目に見えないオバケに、私たちが怯えながら生きている証拠かも
とも。ドキッとした人、私も含め少なくないのでは・・・。
『適当』の反対は『完璧』。まさに、最近は私のぼやきです。
いつの間にそうなってしまったんでしょうね?
もっと突っ込むと、「外国語が苦手な日本人」とよく聞くけど、
この原因もきっと「完璧」を求めるからだろうな、と。
母国語以外でブログを書いて、少しでも変だったりした時には
なぜかあっという間に非難のコメントが付く。それも、見ず知らずの他人から(苦笑)
あげたらきりがないけど、「常識」や「礼儀」もなんだか行き過ぎなような気がする。
「安かろう、悪かろう」っていう基本原理が、いつの間にか日本では
「安くて(下手すると無料で)より品質の良いサービスや品物を!!」になってる。
みんな、頭おかしいんじゃないか?(汗)
全てはこのテキトーさを忘れた過剰な「完璧」に起因している気がする。
病気だってさ、いざ病気になってからみんな「あの時こーすればよかった」とか
取り戻せない後悔の念ばかりが残って、結局未来さえも自ら暗くしてしまう。
だったら、病気になる前に出来るだけ素直に毎日過ごすことが大事なんだろうし、
病気になってしまったら、尚更「今」をいかに楽しくするかが大事になってくるんだと思う。
結局「今」の楽しさは「未来」に引き継がれていくものだろうし。
暗い人の周りには明るい人は寄ってこないし。
これ、私が持病(難聴)を持っているからこそ、自信をもって断言できる。
・・・というわけで、話が少し脱線してしまったけれども。
ちょっと極端な例が多い本ではありますが、完璧主義が多い日本人には良いかもです。
些細な幸せを噛みしめて、1日1日を大事にしようと改めて思った修羅ガールでした。